ジョンソンエンドジョンソン株【JNJ】の銘柄分析。【配当】【配当利回り】

今回は「ヘルスケア業界の雄」、ジョンソンエンドジョンソンについて、分析していきたいと思います。

「雄」と書いた通り、1886年の設立から140年近い歴史を誇り、上場してからも80年弱経っています

売上規模や安定した利益、それに支えられた連続増配の実績は、「ヘルスケア業界のキング」と呼んで差し支えない企業と思いますね。

ということで、今回は「ジョンソンエンドジョンソン株【JNJ】の銘柄分析。【配当】【配当利回り】」について、書いていきます。

ジョンソンエンドジョンソン【JNJの事業

JNJの事業を知るのに、彼らがまとめた下記スライドが分かりやすいですね。

「消費者向け」「医薬品」「医療機器」の3事業部門があります。

多くの人にとって手触り感があるのは、消費者向けでしょう。頭痛薬のTylenolやマウスウォッシュのListerine、スキンケアのAveeno等のブランドを保有しています。

売上割合が最も大きいのは、医薬品ですね。特許ビジネスという理解です。

医療機器は、病院等に治療や検査に使う医療機器を販売しているのでしょう。

ジョンソンエンドジョンソン【JNJの株価推移

株価はリーマンショック後から直近で2倍強に増加しています。

例えばテック銘柄と比較すると物足りない伸びではありますが、安定して伸びていることと、連続増配を踏まえると納得がいくのかもしれません。

ジョンソンエンドジョンソン【JNJ】の業績

売上と利益

業績を見てみると、9兆円近い売上規模を誇りながらも、毎年確実に成長していることが分かります。

利益は増減を繰り返していますが、営業利益が2兆円強、当期利益が2兆円弱で推移していますね。

営業利益率は25%超を安定的に出している一方、当期利益は20%前後、直近では20%弱ですね。

2017年に当期純利益が激減したのは、トランプの税制改革により、それまで海外で積み上げてきた利益を米国に還流させることで発生した支払い税金です。

従って、一時要因ですね。

部門毎売上

上述したように、JNJには、大きく3つの事業部があります。「消費者向け」「医薬品」「医療機器」です。

事業部別の推移を見ると、医薬品が売上増加を牽引している一方、消費者向けと医療機器は横這いなことが分かります。

医薬品部門の売上内訳

売上成長のドライバーである医薬品部門の売上内訳を見ると、その中でも免疫・腫瘍・肺高血圧がそれを推進していることが分かります

ちなみに、肺高血圧は2017年から加わっています。これは、M&AでActelionを買収したためですね。

余談になりますが、JNJ規模の会社になると、オーガニックのみで成長していくのは厳しいので、既存事業で作ったキャッシュを使って、成長の種になる有望会社をM&Aしながら、成長していくわけです。

地域毎の売上内訳

米国内・外の売上比率を見ると、ほぼ半々で推移しています。

さらに分解して、米国外の内訳推移を見ると、特にアジア太平洋・アフリカ地域の売上が全体の成長を支えていることが分かりますね。

キャッシュフロー

キャッシュフローも安定していますね。本業の力を表す営業キャッシュフロー、実際のキャッシュの動きを表すフリーキャッシュフロー共に、増加傾向です。

2017年に投資キャッシュフローが大きいのは、前述した肺高血圧のActelionを$30Bで買収したからですね。

JNJはM&Aで会社を買っている一方、売却もしていて、その差分が2017年は大きくマイナスへ振れたということです。

ジョンソンエンドジョンソン【JNJの配当と配当利回り

個人投資家にとってJNJの何が良いかと言えば、ずばり連続増配の実績なわけです。コカ・コーラ等と同程度の、これまで58年連続増配を達成しています。

直近の配当利回りは2.9%程度です。

JNJの業績プレゼンを見ると、本項の先頭ページに以下スライドがあります。彼らの連続増配へのこだわりが垣間見れますよね。

2010年~2019年にかけて配当額は1.8倍に増加した一方、利回りは4.5%から2.6%へ落ちています。株価増加の影響を受けた格好です。

ジョンソンエンドジョンソン【JNJのEPSとBPS

EPSは税改革の一時要因で落ちた2017年を除いて、$6前後で安定的に推移しています。

一方、BPSは減少傾向です。これは、自社株買いによって純資産がその分減少したことが要因ですね。

ジョンソンエンドジョンソン【JNJの資金配分方針

番外編として、資金の使い道について、スライドに分かりやすくまとめられているので、参考までに掲載しておきます。

先ず、「既存事業の成長」が最優先です。そして「M&A」、並行して「株主への還元」ですね。

株主還元の中でも優先度があり、「配当」  > 「自社株買い」となっています。連続増配を担保しながら、余力分で自社株買いを行うということでしょう。 

非常に明確で分かりやすいですね。

ジョンソンエンドジョンソン【JNJのまとめ

今回は、「ジョンソンエンドジョンソン株【JNJ】の銘柄分析。【配当】【配当利回り】」について、書いてきました。

9兆円にも上る売上規模がありながらも、成長を続けるすごい会社ですね。

60年近い連続増配を誇る優良企業ですので、少ないながらも安定的に株価のアップサイドがあり、且つ相応の配当を狙うには良い銘柄と言えそうです。

JNJの銘柄分析まとめ

  • JNJは、アメリカが誇るヘルスケア業界の雄。
  • 株価はリーマンショック後から直近まで2倍程度の弱めの伸び。
  • 売上は9兆円、営業利益が25%、当期純利益が20%前後で推移。
  • キャッシュフローも安定的に推移。
  • 「消費者向け」「医薬品」「医療機器」の3部門が有り、成長ドライバーは医薬品部門。
  • 地域別では、アジア太平洋・アフリカが成長を牽引。
  • 58年連続増配の堂々たる実績。直近の配当利回りは2.9%程度。

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